院長コラム
ホルモンバランスの変化に伴う乳房痛対策
乳房痛は月経前や閉経前後にみられる事が多く、ホルモンバランスの変化が原因といわれています。
ただし、乳腺炎などの痛みと違い、鎮痛剤が効きづらいとの話もあります。
今回は、大塚製薬の資料を参考に、ホルモンバランスの変化に伴う生理的な乳房痛の対策について情報共有致します。
葛根湯を検討
基本的には、生理的な乳房痛が激痛になることはないため、必ずしも治療の必要はありません。下着の装着の工夫で対応可能なケースもあるようです。
ただし、どうしても治療を希望される場合には、漢方薬の葛根湯を処方することがあります。
葛根湯に含まれているある成分が、腸内細菌の働きにより「エクオール」という大豆イソフラボンに変化し、ホルモンバランスを整える事で乳房痛が抑えられると考えられています。
ただし、日本人の場合、エクオールを産生することができる腸内細菌を有している割合は約50%と言われており、全員に葛根湯が有効であるとは限りません。
「エクオール」サプリを検討
エクオールが産生されないのであれば、エクオールのサプリメントを服用する方法があります(当院では大塚製薬「エクエル」を推奨しています)。
エクオールを継続的に服用することで、ホルモンバランスが整い、結果的に乳房痛の緩和も期待できます。
もちろん、エクオール産生が可能な方にとっても、サプリメントを服用することで、食生活に左右されず効果的にエクオールを摂取することができます。
閉経前後に「エクエル」を服用していると、更年期障害の緩和が期待できます。
月経前にエクオールを含む「トコエル」を服用すると、月経前症候群(PMS)の緩和が期待できます。
生理的な乳房痛が気になる方は、葛根湯やエクエルを試してもいいかも知れません。