院長コラム
よくある産婦人科問診票の答え方
産婦人科外来に初めて訪れると、まず問診票を渡され、待ち時間を利用して記入することになります。
内科などの問診票と共通の項目もありますが、産婦人科ならではの質問もあり、回答に戸惑う方もいらっしゃいます。
そこで今回は、特に月経に関する基本的な問診票の書き方についてお伝え致しますが、あくまでの参考としてお読み下さい。
問診1.最終月経はいつですか?
直近の月経が始まった日(1日目)を「最終月経」といいます。もし月経中に受診されたのであれば、今回の月経の初日をお書き下さい。
時々、最後の月経が終わった日(最終日)をお書きになられる方がいらっしゃいますので、その点はご注意下さい。
尚、月経の出血かどうかわからない場合には、その旨をコメントに書いて、前々回の月経期間(出血期間)も教えて頂けましたら、診察上とても助かります。
問診2.月経期間と月経周期は?
「月経期間」とは「月経の持続期間」の事であり、例えば3月1日が月経初日で3月7日が最終日であれば「月経期間:7日間」となります。ちなみに正常の月経期間は3~7日間であり、平均4~5日間と言われています。
一方、「月経周期」とは、「前回の月経1日目から次の月経1日目の前日までの日数」をいいます。例えば、前回3月1日から月経が始まり、次の月経が3月29日から始まった場合は、「月経周期:28日」となります。ちなみに正常の月経周期は25~38日と言われています。
問診3:月経は順調ですか?
月経周期の変動が±6日以内は正常ですが、7日以上の変動がある場合は月経不順と考えられます。
例えば、月経周期が28~34日であれば正常(変動6日以内)、21~28日あるいは28~35日(変動7日以上)であれば不順と考えられます。
ただし、変動に関してはあまり細かく計算しなくても、「およそ○○~○○日」と記載して頂くだけでも問題ありません。
問診4:月経痛はどの程度ですか?
月経痛は主観的なものですので、生活に支障をきたしているかどうかを基準に、感覚で記載して頂いても大丈夫です。
ちなみに、ある月経困難症スコアを参考に、「痛みなく、鎮痛剤を服用しない:月経痛なし」「仕事・学業・家事にやや支障をきたし、鎮痛剤を1日使用する:軽度」「横になって休憩したくなるほど仕事・学業・家事に支障をきたし、鎮痛剤を2日使用する:中等度」「1日以上寝込み仕事・学業・家事ができず、鎮痛剤を3日以上使用する:重度」を目安にしてご判断頂いてもいいでしょう。
他にも、問診票に答えづらい項目があるかも知れませんが、予診がある場合はご遠慮なく担当スタッフにお尋ねされるといいでしょう。
実際の医師の診察では、問診票の内容を参考に直接質問しながら問診を進めて参ります。
その際に、具体的な内容を医師にお伝え頂く事もできますので、問診票を上手く書く事ができなくても、全く問題ありません。