院長コラム
HPVワクチン“10万円キャンペーン”もうすぐエントリー終了
令和7年3月31日をもちまして、10万円相当のHPVワクチンが無料で接種できる“キャッチアップ接種エントリー期間”が終了します。
4月1日からは小学6年生から高校1年生相当までの女子のみが、定期接種として無料でHPVワクチンを接種することができます。
これまで1回もHPVワクチンを接種していないキャッチアップ世代(高校2年生相当~1997年度生まれ)および高校1年生相当(令和7年3月の時点)の女性は、3/31までの間に一回接種して頂く事を、強くお勧めします。
その後は、令和8年3月31日までの間であれば、残り二回のHPVワクチンも無料で接種することができます。
ただし、このチャンスを逃してしまうと、三回の接種が全て自費(約10万円!)となります。
ちなみに、わが国では80人に1人が子宮頚がんとなり、300人に1人が子宮頚がんでなくなっていることが知られています。特に20代、30代女性が罹患するがんの種類の中て、最も多いのが子宮頚がん(上皮内がん含む)です。
また、HPVワクチン(4価・9価)は子宮頚がんだけでなく、尖圭コンジローマという厄介な性感染症の予防効果も高いため、将来妊娠を希望している方に強くお勧めします。
4月からの新しい学年、学校、職場に、不安と期待で胸がいっぱいの方も多いでしょう。
新生活に踏み出す前に、今年度の締めくくりとして、ご自身の健康に関して見つめ直してみてはいかがでしょうか。
その際、HPVワクチン接種を前向きにご検討下さい。