院長コラム

夏休みに入る前にHPVワクチン接種のご検討を

小学校6年生から高校1年生相当の定期接種期間の方はもちろん、1997年度(1997年4月2日)~2007年度(2008年4月1日)生まれの“キャッチアップ世代”の方も、今なら10万円相当のHPVワクチンが無料で接種できます。
ただし、15歳以上の方は、半年で3回の接種が必要ですので、現在高校1年生の方とキャッチアップ世代の方は、令和7年3月中までに3回目の接種を終わらせないと、全て無料にはなりません。
つまり、標準的な接種間隔を考えると、令和6年9月までに1回目の接種を終わらせる必要があります。

学生さんの場合、7月中旬ごろより8月いっぱい夏休みとなり、旅行や部活、あるいは受験勉強で忙しくなる方も多いでしょう。
社会人の方も、仕事の合間の貴重な夏休みに旅行や帰省をされる方も少なくないと思われます。
一旦夏休みに入ってしまったら、なかなかHPVワクチン接種について考えるゆとりがなくなってしまうかもしれません。さらに、夏休み明けの9月も、学業やお仕事などで慌ただしく過ぎてしまい、いつの間にか10月になってしまうことも考えられます。

そこで、夏休みに入る前に、一度HPVワクチン接種について考え、できれば7月中に一回目を接種して頂く事をお勧めします。
その上で、二回目接種の9月まで、思い存分夏休みを堪能して下さい。

まずは“スモールステップ”として、一回目のHPVワクチンを早めに接種してみてはいかがでしょうか?