院長コラム

新型コロナウイルス感染「まん延防止等重点措置」解除に伴う当院の対応(令和4年3月24日)

東京都では令和4年3月22日に「まん延防止等重点措置」が解除されました。
ただし、新型コロナウイルス新規感染者の減少は緩やかで、厚生労働省は再拡大への警戒を呼び掛けています。
今回は、「まん延防止等重点措置」解除に伴う当院における対応について説明します。

 

ご主人の分娩立ち合い時間・入院中の面会回数の緩和

当院では、「まん延防止等重点措置」の施行以来、分娩立ち合いの時間と分娩後の面会回数を制限していましたが、この度一部緩和します。
これまで、出産直前から分娩後の診察・縫合処置終了までの間のみ、ご主人に分娩室へお入り頂いていました。
これからは、出産時の立ち合いに加えて、分娩後処置・清拭終了後から約15分程度ですが、ご家族でごゆっくりできる時間を設けさせて頂きます。
また、入院中のご主人のご面会は、これまで木・土・日・祝日のいずれかの日に、1回15分のみ待合室で行っていました。
これからは、月曜日以外の日で、1日1回15分程度ですが、ご主人には回数制限なくご面会頂けるようにしました。また、個室の方であれば、ご自身の病室でご面会頂く事も可能です。

 

お子様の分娩立ち合い・入院中の面会は制限継続

現在、10歳未満のお子さんの新規感染者が比較的多く、ワクチン接種もあまり進んでいないようです。
そのため当院では、分娩立ち合いや入院中のご面会はご主人に限らせて頂き、もうしばらくお子様にはご遠慮頂くことに致しました。
今後、小児の新規感染状況などを踏まえて、立ち合いや面会の条件の緩和を検討して参ります。

 

妊婦健診のご主人の付き添いは引き続き制限

待合室での三密を防止するため、通常の妊婦健診につきましては、引き続きご主人の付き添いはご遠慮頂いております。
もちろん、切迫流早産など病的な症状を認める場合には、これまで通りご主人にお付き添い頂く事は可能であり、病状や方針について説明させて頂きます。

 

「まん延防止等重点措置」が解除されましたが、感染予防対策は引き続き必要です。
特に妊婦さんは、重症化リスクが高いことが知られています。
三密を避け、3回目のワクチン接種を是非お願いします。