HOME > 院長コラム > 女性ホルモン低下に伴う腟・外陰部の不快症状に対するレーザー治療

院長コラム

女性ホルモン低下に伴う腟・外陰部の不快症状に対するレーザー治療

周閉経期以降や両側卵巣摘出術後、あるいは乳がんに対するホルモン治療中は、女性ホルモンのエストロゲンが低下するため、腟・外陰部の乾燥、かゆみ、性交痛などの不快症状がみられることがあります。
このような腟・外陰部の不快症状に対して、レーザー治療が有効なケースがあります。
今回は、当院で行っております腟・外陰部レーザー治療「モナリザタッチ」の流れについて説明します。

 

モナリザタッチ対象者

腟・外陰部レーザー治療には、腟粘膜の栄養状態改善作用・腟内細菌叢の改善作用・コラーゲン線維の増加作用・線維芽細胞の活性化など、様々な働きがあります。
その効果から、腟・外陰部の乾燥・灼熱感・かゆみ・痛み・におい・ゆるみ・性交痛・尿漏れなどの不快症状を認める方々が、モナリザタッチも主な対象となります。
また、腟炎、膀胱炎を繰り返す方の中には、小陰唇が萎縮してしまい、雑菌などが腟内や尿道に侵入しやすくなっているケースがあります。腟・外陰部レーザー治療で小陰唇がふくよかな状態になれば、腟の入り口を塞ぎ、雑菌の侵入を防ぐことが考えられます。
つまり、モナリザタッチで腟炎、膀胱炎のリスクを下げることも期待できます。

 

当院における当日の施術の流れ

  • 内診台に上がって頂き、外陰部に麻酔クリーム(エムラクリーム・キシロカインゼリー)を塗布しラップで覆います。その後、約30分間待合室でお待ち頂きます。
  • 再び内診台に移動し、麻酔クリームを拭き取り、腟内を洗浄します。
  • 腟内に専用プローベを挿入し、約30秒から1分程度レーザーを照射します。
  • 次にプローベを取り替えて、膣入口部、両側小陰唇から大陰唇にかけて、約2~3分程度レーザーを照射します。多少痛みを感じる方もいらっしゃいますが、多くの方はあまり気にならないようです。
  • 終了後、ロコイド軟膏(ステロイド外用剤)およびプロペト(ワセリン)を塗布し施術は終了します。最後に小さな保冷剤をお渡ししますので、しばらくの間、ご自身で外陰部を冷やして頂きます。

 

施術後の診察

4週間後、症状アンケートのご記入頂き、モナリザタッチの効果を確認します。
2~3回の治療がご希望の方は、4週間以上間隔をあけてご予約頂きます。
また、1年程度経過し効果が弱くなってしまった場合には、年一回のメンテナンスとして繰り返しレーザー治療をして頂くこともできます。

 

必ずしも完全に症状が消失するとは限りませんが、腟・外陰部レーザー治療にて生活の質を改善させることは期待できます。
通常であれば1回目88,000円、2回目77,000円、3回目66,000円かかりますが、令和3年10月現在、1回目33,000円、2回目以降55,000円に料金設定しております(金額はすべて税込)。
ご興味のある方は、是非一度ご来院下さい。

ページトップへ