院長コラム

  • ホルモン補充療法をより安全に施行するポイント

    更年期障害や骨粗しょう症の治療法としてホルモン補充療法(HRT)は有用ですが、その施行にあたってはリスクや副効用を考える必要があります。今回、HRTをより安全に施行するためのポイントについて、「ホルモン補充療法ガイドライン2017年度版」、...

  • 更年期女性とメタボリックシンドローム

    メタボリックシンドローム(以下メタボ)とは、内臓脂肪型肥満を基に、糖代謝異常・脂質代謝異常・高血圧を複数合併する症候群で、動脈硬化になりやすい病態をいいます。今回は、更年期とメタボについて、「女性医学ガイドブック」更年期医療編(2019年度...

  • 当院における更年期以降の子宮内膜症の管理

    子宮内膜症は月経困難症、不妊の原因となることが知られており、特に挙児希望のある方にとっては非常に重要な疾患です。一般的に、閉経以降、つまり月経が終了すれば子宮内膜症は軽快していきますが、閉経までの月経困難症の管理や、閉経後の卵巣チョコレート...

  • 令和3年度性教育授業の報告~世田谷区立弦巻中学校~

    東京都教育委員会と東京産婦人科医会では、都内の公立中学校・高等学校を対象に性教育授業を行っており、講師として産婦人科医を派遣しております。この度、私もご縁を頂き、令和4年3月10日、世田谷区立弦巻中学校の3年生を対象に、性教育授業を行って参...

  • 当院における妊娠34~36週切迫早産の対応

    妊娠22週以降、37週未満の分娩を早産といい、特に正期産に近い妊娠34週から36週までの早産をLate preterm(LP)といいます。LPで生まれた赤ちゃんは、必ずしも新生児科の管理が必須という訳ではありませんが、低血糖、黄疸や呼吸障害...