院長コラム

  • “消退出血”する主なパターン

    女性ホルモンの影響によってみられる子宮出血は、大きくj「消退出血」と「破綻出血」とに分類されます。卵胞から分泌されるエストロゲンには、子宮内膜を厚くさせる作用があり、排卵後の黄体から分泌されるプロゲステロンには、子宮内膜の増殖を抑えて妊娠に...

  • 子宮内膜症に対する薬物療法は長期戦

    子宮内膜症は、性成熟期女性の約10%がかかる疾患であり、月経困難症や不妊症の原因となります。10代後半から発生することがあり、思春期で月経痛が強い方は、将来子宮内膜症になりやすいことが知られています。そのため、子宮内膜症と診断されていない月...

  • 妊娠に向けて心掛けて頂きたい生活習慣

    結婚年齢の高齢化に伴い、不妊症に悩むカップルが増加しています。不妊症には様々な要因がありますが、日常生活の中に、不妊のリスクを高めている習慣が潜んでいる場合があります。今回は、「研修ノート No.112」(日本産婦人科医会)を参考に、妊娠を...

  • 月経前の不快症状“月経前症候群”が与える問題

    月経前の3~10日間に始まり、月経が始まると徐々に軽快する精神的・身体的不調を月経前症候群(PMS)と言います。ある調査によると、8割近くの女性がPMSに悩んでいるようです。今回は、PMSが与える様々な問題について情報共有致します。あれもP...

  • 更年期を迎える皆様へ

    女性ホルモンであるエストロゲンは、8歳頃から増加し始め、初経を迎える10~15歳頃急増します。18歳から40歳頃までは安定しますが、その後次第に低下し、50.5歳前後に閉経になります。そして、閉経前後の10年間(45∼55歳頃)を更年期と言...